先天性無歯症は歯がないのみではなく、発汗作用がない点から歯科診療において注意すべきポイントが多々ある疾患とされています。
近年では研究の対象にもなっており今後更なる展開が考えられますが、日々の臨床において「歯がない患者さん」が来た時に先天性無歯症を疑う先生が限られているのではないでしょうか。
また診断はすでにされていても、発汗しないことから処置の際は空調調整や興奮させないことに努めなければなりませんし、「歯がない」という状態に対して歯科的対応を行わなければなしません。
このセミナーでは「先天性無歯症」をテーマに、先天性無歯症についての基本的知識から歯科診療時の注意点、求められる対応、考えられる口腔に関与するリスクに至るまでを実際の症例をもとに日本矯正歯科学会認定医・指導医の森下格先生に解説していただきます。
先生方が苦戦する、保護者への説明のコツについても伝授していただきます。
小児・全身疾患の知識を深めたい先生におすすめのセミナーです。
こんな方におすすめ
👉 先天性無歯症の対応を学びたい
👉 保険での矯正治療について知りたい
👉 一口腔単位で診れる力を身に付けたい
講義目次
先天性無歯症とは
三大症状と歯科的注意点
求められる歯科用対応
症例供覧

講師紹介
森下 格
公益社団法人日本矯正歯科学会指導医
九州大学歯学部卒業後、同大学歯学院歯科矯正学専攻。九州大学歯学部付属病院矯正歯科医員、医療法人雪ノ聖母会聖マリア病院矯正歯科診療医長、社会医療法人雪の聖母会聖マリア病院矯正歯科診療部長を経て、医療法人天神矯正歯科クリニック院長に就任。公益社団法人日本矯正歯科学会認定医・指導医。著書・講演に「エッジワイズ法の基礎 歴史に学ぼう」「森下 格先生による ブラケット矯正・診断のリスキリング」など多数。