日常の歯科臨床において、アレルギーといえば歯科金属アレルギーが注目されがちですが、顎顔面領域や全身に症状を呈するアレルギー疾患は多岐にわたります。
口腔アレルギー症候群をはじめ、食物アレルギーや薬剤アレルギー、クインケ浮腫など、一見すると局所の問題に見える症状の背景に全身性のアレルギー反応が潜んでいるケースは少なくありません。
しかし、文献や単片的な知識だけでアレルギー疾患の全体像を捉えることは容易ではなく、急激な状態変化に対する実際の観察ポイントや対応の優先順位までは把握しづらいのが現実です。
特にアナフィラキシーショックなどの重篤な全身反応では、気道閉塞をはじめとする生命のリスクを伴うため、兆候を早期に見抜き、現場で即座に鑑別・初期対応を行うための明確な判断基準が不可欠となります。
そのため、単に局所症状を観察するだけでなく、全身管理の観点からアレルギー症状の本質を理解し、適切なリスク管理と緊急時対応の備えをしておくことが求められます。
本セミナーでは、「口から見つけるアレルギーず」をテーマに、アレルギーの口腔所見から知っておくべき全身性アレルギーの種類や症状、さらにはアナフィラキシーへの臨床対応について、奥羽大学歯学部口腔外科学講座歯科麻酔学分野教授/日本歯科麻酔学会専門医の山崎 信也先生に解説いただきます。
歯科麻酔学の専門的見地から、全身アレルギーのメカニズムと鑑別診断のポイントを中心に整理。
アナフィラキシーショックを含む重篤な全身反応への初期対応やバイタルサインの評価、緊急時に果たすべき役割についても分かりやすく解説します。
さらに、顎顔面口腔領域に現れるアレルギー症状の兆候やその背景にあるリスク、日常臨床で直面し得る具体的ケースへの考え方を網羅。
「アレルギー症状の兆候をどう見極めるか」「急変時にどのような初期対応をとるべきか」といった、臨床現場での不安や迷いを解消したい医療者におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 全身性アレルギーの初期症状や口腔内に現れる兆候の捉え方が知りたい
👉 アナフィラキシーショック発生時の具体的な臨床対応と判断基準を学びたい
👉 歯科臨床におけるリスク管理と緊急時のバイタル評価を身に付けたい
講義目次
歯科領域で出会うアレルギー疾患と全身性アレルギーの基礎理解
口腔所見から疑うアレルギーの兆候と鑑別診断の判断基準
アナフィラキシーおよび重篤なアレルギー反応の病態と初期対応
全身管理の観点から考える緊急時対応とバイタルサイン評価のポイント
臨床現場で慌てないためのアレルギーリスク管理の実際
講師
奥羽大学歯学部口腔機能分子生物学講座口腔生理学分野教授(奥羽大学歯学部附属病院歯科麻酔科 兼任)/歯科麻酔専門医 奥羽大学 歯学部 口腔外科学講座 歯科麻酔学分野 教授。東北歯科大学(現:奥羽大学)卒業後、アメリカ合衆国Harbor UCLA Medical Center 麻酔科 research fellow、奥羽大学歯学部 口腔外科学講座 歯科麻酔学分野 助手、講師、助教授(准教授)、奥羽大学大学院 歯学研究科 口腔機能学領域 生体管理学 大学院教授を経て現職。日本歯科麻酔学会 認定医・専門医、日本障害者歯科学会 障害者歯科専門医指導医。 著書に「歯科麻酔学(第8版) 」「なるほど統計学とおどろきExcel統計処理(改訂第8版) 」「知りたいことがすぐわかる高齢者歯科医療 : 歯科医療につながる医学知識 」など多数。