歯科口腔領域と密接に関与しているといわれる、「いびき」や「睡眠時無呼吸」などの呼吸障害。
近年では関連分野の研究も進み、臨床家の間でもさらに関心が高まっています。歯科医院はこれらの呼吸障害の早期発見に大きな役割を果たしますが、GPにおいて正しい知識が広まっているとはいえないのが実情です。
いびき自体は誰もがかくものであり、それ自体は病気ではありません。しかし、慢性的ないびきを放置することで、睡眠時に一時的に呼吸の停止する睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、寝不足や集中力の低下の原因となります。また放置すると心疾患、脳疾患のリスクが著しく増加します。
このセミナーでは「いびきを科学的に理解し、歯科医療従事者がどう対応すべきかを理解する」ことを目標とし、呼吸器系の基礎的な知識、いびきのメカニズム、危険ないびきの見極め方、歯科医院で求められる対応について 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯学系専攻器官システム制御学講座統合呼吸器病学講師 立石知也先生に解説していただきます。
一般開業医における歯科医師に必要な「いびき」に関する知識が身につくセミナーです。
こんな方におすすめ
👉 呼吸器障害について学びたい
👉 歯科と呼吸器の関係性について知りたい
👉 危険ないびきを見極められるようになりたい
講義目次
呼吸器解剖
歯科との関係性
歯科と関連性の深い呼吸障害
求められる対応
治療に用いる装置
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科寄附講座呼吸・睡眠制御学講座准教授。東京医科歯科大学卒業後、同大学医学部附属病院診療科内科系診療部門呼吸器内科助教、同講師、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯学系専攻器官システム制御学講座統合呼吸器病学講師を経て現職。研究・発表に『いびき音解析による閉塞性睡眠時無呼吸症重症度判定の新たな指標について』『シート状グミを用いた舌トレーニングについて』など多数。日本呼吸器学会指導医・代議員、日本アレルギー学会代議員。