咬合は「分かっているつもり」が最も危険な分野。
過去20年は“感覚”“経験”“慣れ”で判断されてきた領域でしたが、今では機能計測のデジタル化により、咬合接触・筋活動・機能運動をリアルタイムで定量化し、治療計画へ組み込むことが可能になっています。
このセミナーでは「デジタル機能咬合分析」をテーマに、アライナー・補綴・インプラント等診療領域を横断して応用可能な「デジタル咬合分析」の使い方と、臨床意思決定にどう反映させるかについて鶴見大学歯学部歯学科クラウンブリッジ補綴学講師の重本修伺先生に解説していただきます。
“原因を見せる” “経過を見せる” “結果を見せる”ことができるのはデジタルだけ。患者説明・同意取得にも極めて強い武器となります。
「感覚の高度化」ではなく「再現性の確立」へ。咬合理解の壁をデジタルで突破しましょう。
主な講義内容
・デジタル咬合分析とは(測れるもの/測れないもの)
・データの読解と臨床使用方法
・補綴/矯正/インプラントでの応用
・症例でみる意思決定プロセス
講師
鶴見大学歯学部歯学科クラウンブリッジ補綴学講師。徳島大学歯学研究科博士課程修了(歯学)。徳島大学歯学部附属病院第2補綴科医員、同大学歯学部第2補綴学講座助手、同大学歯学部附属病院第2補綴科助手、同大学歯学部助教、同大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部咬合管理学分野助教、同大学大学院医歯薬学研究部顎機能咬合再建学分野助教を経て現職に至る。日本補綴歯科学会専門医・指導医。著書・講演に「全運動軸と最小運動軸〜デジタル化でも必要なアナログ的知識〜」「顎運動を日常臨床に取り入れるためのKey point」など多数。