小児歯科診療において、根管治療やコンポジットレジン修復をはじめ、幅広い処置で用いられるラバーダム防湿。成人とは異なり、協力の得られない小児患者の場合は、その手技は困難を極めることがあります。
小児治療は、ただでさえ慣れていなければ時間がかかり、チェアタイムが読めない分野。ラバーダムひとつ取っても、小児患者と成人患者では進め方や処置内容が大きく変わってきます。
特に、小児歯科診療におけるラバーダム防湿は、急な体動への対応や誤飲の防止、唾液の侵入防止など、安全で効率の良い診療を行う上で、知っておくことが非常に重要なテクニックです。
このセミナーでは、「小児歯科診療における修復処置とラバーダム防湿」を主題とし、治療に慣れていない小児の治療の進め方、防湿処置を嫌がる小児への治療方針、実際の治療計画などについて、日本小児歯科学会専門医である島津貴咲先生に解説いただきます。
もう「ラバーダムができない」なんて言わせない。明日から使える小児歯科のテクニックを学べる講義です。
こんな方におすすめ
👉 小児歯科診療を基本から学びたい
👉 小児のラバーダムに苦労した経験がある
👉 小児のCRやセメント処置に自信がない
講義目次
小児治療の必須知識
小児で使われる修復材料
ラバーダム防湿が使用できない小児の対応
症例供覧
杉並ペディアトリック歯科 院長。日本歯科専門医機構認定 小児歯科専門医、日本小児歯科学会 代議員。日本歯科大学歯学部卒業後、同大学院生命歯学研究科臨床系専攻(小児歯科)修了。日本歯科大学生命歯学部小児歯科学講座助教・講師、医療法人社団百瀬歯科医院 歯列育成クリニック 院長を経て現職。著書・執筆に「どう診る?どう育てる?子どもたちの歯列と口腔機能」、「障害児者の診かたと口腔管理」「子どもの歯科訪問診療実践ガイド」「臨床の玉手匣 小児歯科編」「子どものお口の発育段階別で答える 小児歯科Q&A27」など多数。