日常診療において「標準予防策(スタンダードプリコーション)」や「清潔・不潔」という言葉は誰もが耳にし、当たり前のように意識している概念です。
しかし、その重要性を頭で理解していることと、日々の忙しい臨床現場の中で正しい意味を把握し、一つひとつの行動として徹底できているかどうかは別問題と言えます。
滅菌と消毒の適切な使い分けやグローブ交換のタイミング、ユニット水やエアロゾルへの対応など、教科書的な知識だけでは現場の判断に迷ってしまう場面も少なくありません。
院内感染防止策を徹底しようとしても、どこまで対策を行えば十分なのか明確な基準が分からず、手探りのまま対応しているスタッフや患者様への感染リスクに不安を感じることもあります。
だからこそ、単なるマニュアルの暗記ではなく、「なぜこの対策が必要なのか」という本質的な根拠と、迷わず動くための具体的な実践基準を持つことが重要です。
本セミナーでは、「院内感染を防ぐために私ができること全部」をテーマに、感染管理の基本的な捉え方から現場で即実践できる具体的な対策までを、歯科衛生士/医療法人社団石原総合歯科医院副院長の佐藤 繭美先生に解説いただきます。
標準予防策の基礎概念を踏まえ、器具の洗浄・消毒・滅菌の使い分けや、自分自身と患者の双方を守るための器具管理・ユニット周囲の衛生管理・エアロゾル対策を整理。
また、針刺し事故をはじめとする思わぬトラブルへの対応方法や、日常診療の中で間違いやすいポイントについて具体例を交えて解説。
普段行っている感染対策の意図を改めて再確認し、院内全体の安全管理や感染対策の業務を見直したい医療従事者の方におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 標準予防策の基本的な考え方と具体的な実践行動を学びたい
👉 器具管理やユニット周囲、エアロゾル対策の適切な判断基準が知りたい
👉 針刺し事故などのトラブル対応や感染管理のポイントを整理したい
講師
2001年群馬県歯科衛生専門学校(現・群馬県高等歯科衛生士学院)卒業。歯科衛生士として臨床経験を重ねる傍ら、2018年に東京医療保健大学大学院医療保健学研究科感染制御学修士課程を修了(感染制御学修士)。同年、医療法人社団石原総合歯科医院副院長に就任する。日本医療機器学会「第一種滅菌技師」をはじめ、JAOS第一種歯科感染管理者、日本歯周病学会認定歯科衛生士、日本口腔インプラント学会専門歯科衛生士など多岐にわたる専門資格を取得。高度な感染管理・滅菌処理の専門知見と臨床実績を兼ね備えた歯科衛生士として、歯科医院における安全な医療環境づくりや感染対策の啓発・教育、セミナー講師として精力的に活動している。