ガイドグルーブ

「ガイドグルーブ」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年12月05日

ガイドグルーブとは?

ガイドグルーブとは、支台歯形成の始めに、歯質の切削量を規定するために設けられる溝である。




ラミネートベニアの支台歯形成時のガイドグルーブ

ラミネートベニアの支台歯形成時のガイドグルーブはラミネートベニアの支台歯形成時は球形ポイントのシャンクを歯面に平行に接して、均一な深さのガイドグルーブを形成する。

全部金属冠の支台歯形成時のガイドグルーブ

全部金属冠の支台歯形成時のガイドグルーブは、近・遠心の三角隆線部、最も深い部分である溝および最も高い部分である咬頭隆線部に形成し、さらに、機能咬頭においては咬頭外斜面部にもガイドグルーブを形成し、 2面形成を行いやすくしておく。
ガイドグルーブを形成したのち、切削器具を近・遠心方向に動かしてガイドグルーブを押し広げるように切削する。





「ガイドグルーブ」の文献・書籍など

【読み】

かいどぐるーぷ

【文献・書籍】

『歯科補綴学専門用語集 第5版』, 公益社団法人日本補綴歯科学会, 医歯薬出版株式会社, 2019.
『クラウン・ブリッジ補綴学 第4版』, 佐藤亨ら, 株式会社学建書院, 2014.
『クラウンブリッジ補綴学 第4版6刷』, 會田雅啓ら, 医歯薬出版株式会社, 2013.

著者/監修者情報

歯科医師

歯科医師。文系大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

クラウン・ブリッジの症例リスト

【Prep(Preparation:形成)】
Pt:リウマチ、心臓病既往の60代女性
S:金歯がたぶんむし歯になっている。
O:37Vital(+)Goldインレー下2次カリエス
A:リウマチ患者で中年女性(痩せ形)ということもありPCが悪かった。そのために2次カリエスになったと思われる。咬合力は強くないと思われたため最後臼歯であるが接着によるセラミックを選択。遠心のクラックは除去すべきと考えたので形態はテーブルトップとした。
P:1hアポ C除去、裏装、Prep
D:形成は縁上には留めたためシングルコードで印象。滲出液防止のためバルクベース裏装のときから圧排糸は入れておいた。スティッキーワックスを用いて何度もクリアランスを確認したのに少し時間がかかった。
C:インレー下2次カリエスの形成であったためガイドグルーブ等を形成することができずクリアランス調整に時間がかかった。クリアランス確認のためにもっといい方法はなかったのだろうか。

余談ですが、以前の外勤先ではセラミック形成の際に裏装をせず、シールドフォース2度塗りとい方法をとっていた。エビデンスはあるようだが硬化後マージンにバリができたり、形成量が大きくなったりであまり好きではなかった。その後別の外勤先でバルクベースと出会ってから診療スタイルががらっと変わった。光深度が4mmあるし、裏装に厚みが取れるので安心感があるから僕は好きです。

写真1枚目:術前
写真2枚目:Goldインレー除去時
写真3枚目:C除去後
写真4枚目:バルクベースで裏装、Prep後
写真5枚目:咬合時側方面観
写真6枚目:おまけ(既往なし30代男性症例)

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