歯科用語集
2022年3月14日

矯正用ワイヤー

「矯正用ワイヤー」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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矯正用ワイヤーとは?

矯正用ワイヤーとは、歯の移動や維持のために使われるワイヤーのことです。
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矯正用ワイヤーの種類

矯正用ワイヤーにはいくつかの種類があります。
形態による分類
断面形状
丸型
正方型
長方型
編み状型
ワイヤー形状
直線状
歯列弓の形状(プリフォームワイヤー)
組成による分類
ステンレススチール
クロム18%、ニッケル8%を含む線材料
クロム含有量が高いため、耐蝕性がある
優れた弾力性と加工性を持ち安価
電気溶接が可能である
熱処理によって線屈曲のときに生じる加工硬化を取り除くことができる
コバルトクロム合金線
コバルト、クロム、ニッケルを主成分とする線材料
加工性に優れ、屈曲が容易
熱処理により硬化するため、ワイヤー装着時には高い弾性が得られる
熱処理は電気的にヒートトリーターで行い、キツネ色になる程度を目安としている
ニッケルチタン合金線
ニッケルとチタンを主成分とする線材料
超弾性と形状記憶の2つの特性を持つ(※超弾性=ひずみを増加させても応力が一定という特性のこと)
力が加わるあるいは温度の下降でマルテンサイト相を生じ変形する(軟らかい)
力を取り除くあるいは温度の上昇でオーステナイト相に戻る(硬い)
超弾性の優れた柔軟性と復元性により、叢生歯列であっても、各歯のブラケットスロットにワイヤーを同時密着させ一定の矯正力を与えることができる
その他
チタンとモリブデンからなるチタンモリブデン合金線や、銅を加えてニッケルチタン合金線がある


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