歯科用語集

2022年03月15日

リーウェイスペース

「リーウェイスペース」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

リーウェイスペースとは?

リーウェイスペース(Leeway space)とは、「乳犬歯・第一乳臼歯・第二乳臼歯の歯冠幅径の総和(C+D+Eの歯冠幅径)」から、「永久歯の犬歯・第一小臼歯・第二小臼歯の歯冠幅径の総和(3+4+5の歯冠幅径)」を引いた値で、上顎でおよそ1mm、下顎でおよそ3mmとされています。

乳犬歯・第一乳臼歯・第二乳臼歯の歯冠幅径の総和(C+D+Eの歯冠幅径)>永久歯の犬歯・第一小臼歯・第二小臼歯の歯冠幅径の総和(3+4+5の歯冠幅径)

リーウェイスペースの役割

リーウェイスペースは、第一大臼歯の近心移動に利用されます。その結果、上下顎第一大臼歯のクラウン・ブリッジなどの補綴物を新製した際は、模型上の咬合と実際の口腔内の咬合との間で誤差が生じるため、チェアサイドでの咬合調整が必須となる。また、歯周初期治療において咬合調整とは、咬合調整によって早期接触を始めとした外傷性咬合を除去し、咬合性外傷を防ぐことを目的として行われる。">咬合調整が行われます。

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