歯科用語集
2022年3月14日
緩徐拡大装置
「緩徐拡大装置」とは？歯科用語の解説と症例を紹介
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緩徐拡大装置とは？
緩徐拡大装置とは、時間をかけて歯列を側方拡大するための可撤式拡大床です。緩徐拡大装置は拡大を徐々に行うので、口腔周囲組織との調和が得られやすいとされています。
緩徐拡大装置の適応
緩徐拡大装置は主に乳歯列期〜混合歯列期の狭窄歯列に適応されます。また永久歯列期の側方拡大に適応されることもあります。
緩徐拡大装置の作用
緩徐拡大装置では主に歯槽突起部が拡大されるため、正中口蓋縫合部の拡大は少ないです。また緩徐拡大装置では側方歯の頰側傾斜により歯列が拡大されるため、急速拡大装置に比べて拡大量は少ないです。
緩徐拡大装置の構成
緩徐拡大装置は以下によって構成されています。
- 拡大ネジ
- レジン床
- クラスプ
- スクリューキー
拡大ネジの代わりに、Ω型の拡大スプリングを備えたもの：Coffinの拡大床もあります。この拡大スプリングは太い金属線で作製され、口蓋中央に位置されます。
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