歯科用語集

2022年03月15日

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)

「矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)とは?

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)とは、咬頭嵌合位を起点として前方咬合位までの切歯路を直線と見なした場合の、これと基準平面とのなす角度のことを指します。

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)の特徴

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)の特徴は以下の通りです。
  • 仮想咬合平面とは区別されます。">咬合平面を基準平面とした場合40〜50°
  • 健常有歯顎者においては矢状顆路角より大きい
    • ゆえに下顎の前方運動時に下顎頭が開口運動時と同じ方向に、回転しながら滑走する
    • 切端咬合位で食物を噛み切り、さらに咬頭嵌合位へ滑走していく閉口動作の中では、下顎頭が閉口運動と同じ方向に、回転しながら滑走する

※逆に矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)が、矢状顆路角より小さい場合
→前方滑走運動時の下顎頭は、平衡時と同じ回転方向に、また切端咬合位から咬頭嵌合位の滑走時には開口運動と同じ方向に、回転しながら滑走する
→下顎頭の回転方向に逆転現象が生じる
→下顎自体の運動はなめらかさを欠き、神経筋機構と調和しない状態の運動を行う