矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)

「矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)とは?

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)とは、咬頭嵌合位を起点として前方咬合位までの切歯路を直線と見なした場合の、これと基準平面とのなす角度のことである。



矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)の特徴

矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)の特徴は以下である。
  • 咬合平面を基準平面とした場合40〜50°
  • 健常有歯顎者においては矢状顆路角より大きい
    • ゆえに下顎の前方運動時に下顎頭が開口運動時と同じ方向に、回転しながら滑走する
    • 切端咬合位で食物を噛み切り、さらに咬頭嵌合位へ滑走していく閉口動作の中では、下顎頭が閉口運動と同じ方向に、回転しながら滑走する

※逆に矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)が、矢状顆路角より小さい場合
→前方滑走運動時の下顎頭は、平衡時と同じ回転方向に、また切端咬合位から咬頭嵌合位の滑走時には開口運動と同じ方向に、回転しながら滑走する
→下顎頭の回転方向に逆転現象が生じる
→下顎自体の運動はなめらかさを欠き、神経筋機構と調和しない状態の運動を行う




「矢状切歯路傾斜角(矢状切歯路角)」の文献・書籍など

【読み】

しじょうせっしろけいしゃかく(しじょうせっしろかく)

【文献・書籍】

『無歯顎補綴治療学 第2版』, 平井敏博ら, 医歯薬出版株式会社, 2009.

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部を卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

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