毛状白板症

「毛状白板症」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

毛状白板症とは?

毛状白板症とは、舌側緑で白色の縦にみられる線状、丘状の過形成病変である。



毛状白板症の臨床的所見

毛状白板症は無痛性、非剥離性で、片側性、両側性ともにあり、ヒダの長さは種々である。
免疫低下した個体にみられ, HIV陽性者、臓器移植患者などで末梢CD4陽性リンバ球数の低下(200以下など)で生じることが多い。
毛状白板症はHIV感染の最初の口腔内症状であることがある。CD4リンパ球数の回復とともに改善する。

毛状白板症の原因

毛状白板症の原因はEBウイルスの日和見感染で、EBウイルスが免疫低下状態で上皮細胞内に侵入、活性化し、錯角化細胞の核でウイルス粒子は増殖し核周囲暈輪とCowdry封入体がみられる。

毛状白板症の治療

毛状白板症の治療法は以下のように行われる。
HIVでは抗レトロウイルス薬の投与とともに、臓器移植患者では免疫抑制剤の減量につれ改善する。 口腔カンジダ症の合併があればその治療をする。
抗ウイルス薬の投与が必要な場合はバラシクロビルなどが用いられる。


「毛状白板症」の文献・書籍など

【読み】

もうじょうはくばんしょう

【文献・書籍】

『最新 口腔外科学 第5版』, 榎本昭二ら, 医歯薬出版株式会社, 2017.

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

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