トゥースサイズレイシオ

「トゥースサイズレイシオ」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年11月23日

トゥースサイズレイシオとは?

トゥースサイズレイシオとは、上下顎歯列の調和を判定するための指標である。トゥースサイズレイシオは、Boltonが提唱した。

トゥースサイズレイシオの種類

トゥースサイズレイシオには2種類ある。

オーバーオールレイシオ

下顎12歯の歯冠幅径の総和÷上顎12歯の歯冠幅径の総和 ×100(%)
※日本人の標準値は、91.37±2.10%

アンテリアレイシオ

下顎6前歯の歯冠幅径の総和÷上顎6前歯の歯冠幅径の総和 ×100%%)
※日本人の標準値は、78.09±2.19%

トゥースサイズレイシオの値が標準よりかなり小さい場合

トゥースサイズレイシオの値が標準よりかなり小さい場合は、以下のことが考えられる。
  • 下顎:歯冠幅径の総和が小さい
    →歯冠の形態修正を行い、歯冠幅径を大きくする
  • 上顎:歯冠幅径の総和が大きい
    →歯冠をスライスカットして、歯冠幅径を小さくする
このような対応を取ることで臼歯関係をⅠ級にし、前歯に適正なオーバージェット・オーバーバイトを与えることができる。なお上記の方法はいずれか、あるいは両方を組み合わせて行うことになる。

トゥースサイズレイシオの値が標準よりかなり大きい場合

トゥースサイズレイシオの値が標準よりかなり大きい場合は、上記と逆の調整を行うと良い。


「トゥースサイズレイシオ」の文献・書籍など

【読み】

とぅーすさいずれいしお

【文献・書籍】

『新しい歯科矯正学』,新井一仁ら,株式会社永末書店,2000

著者/監修者情報

歯科医師

歯科医師。文系大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。