歯科用語集

2022年03月15日

OHI-S(Simplified Oral Hygiene Index)

「OHI-S(Simplified Oral Hygiene Index)」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

OHI-S(Simplified Oral Hygiene Index)とは?

OHI-S(Simplified Oral Hygiene Index)とは、OHIを簡略化し, 診査部位を特定の6歯に限定した部分診査法によって得られる指標である、DI-S(Simplified Debris Index)およびCI-S(Simplified Calculus Index)を評価したものです。Greene と Vermillionが1964年に開発した疫学的統計で使われる指標です。煩雑なOHIを簡便にした方法であり、プラークと歯石の付着状態を個別あるいは同時に評価できる指標であることから世界的に用いられています。



OHI-S(Simplified Oral Hygiene Index)の判定基準

OHI-S=DI-S+CI-Sである。そのためまずはDI-SとCI-Sを算出する必要があります。

DI-S(Simplified Debris Index)、CI-s(Simplified Calculus Index)の算出方法

DIはプラーク指数のことであり、各歯面に付着したプラークの割合を評価する指標です。OHI-Sでは、被検歯を以下の6歯に限定するのが特徴です。
  • 上顎右側6番頰側
  • 上顎右側1番唇側
  • 上顎左側6番頰側
  • 下顎右側6番舌側
  • 下顎左側1番唇側
  • 下顎左側6番舌側
なお、中切歯喪失時は反対側中切歯を, 第一大臼歯喪失時は第二大臼歯を診査します。

このように分けた上で、以下の判定基準をもとに、それぞれの部位のスコアを算出します。これにはOHIのDIとCIと同じ評価方法を使います。

<DIスコア>
  • DIスコア0:プラークおよび着色付着物が認められない
  • DIスコア1:着色付着物があるが歯冠部1/3の範囲内
  • DIスコア2:着色付着物があるが歯冠部1/3〜2/3の範囲内
  • DIスコア3:歯冠部2/3以上に着色付着物が付着している
※DI-S=(各部位の頰側スコア合計+各部位の舌側スコア合計)÷被検査部位数

<CIスコア>
  • CIスコア0:歯石の付着を認めない
  • CIスコア1:外歯面のl/3以内の歯肉縁上歯石付着
  • CIスコア2:歯面の1/3~ 2/3の歯肉縁上歯石付着または歯肉縁下歯石の点状付着
  • CIスコア3:歯面の2/3以上のプラーク付着または歯肉縁下歯石の帯状付着
※CI-S=(各部位の頰側スコア合計+各部位の舌側スコア合計)÷被検査部位数

これによりDI-SとCI-Sが算出できたら、OHI-S=DI-S+CI-Sの式に当てはめOHI-S(Simplified Oral Hygiene Index)を求めます。

PHPとOHI-Sの関係

PHP(patient hygiene performance)とOHI-Sは診査部位が同じです。


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