次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)

「次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)」とは?歯科用語を解説
2020年02月20日

次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)とは?

次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)とは、根管洗浄薬の一種であり、消毒薬の一種である。



歯内療法での次亜塩素酸ナトリウムの作用

次亜塩素酸ナトリウムは、抗微生物作用と有機質溶解作用を目的として、機械的な清掃が及ばない部位の根管洗浄剤として使われている。
根管洗浄剤としての次亜塩素酸ナトリウムの使用濃度は2.5~10%が一般的である。
次亜塩素酸ナトリウムは軟組織刺激性を示すため、口腔粘膜や根尖の周囲組織に損傷が生じないように慎重に使用するべきである。
また、次亜塩素酸ナトリウムによって衣服を脱色や損傷する可能性があるため、衣服につかないようにシリンジ操作に配慮するべきである。

消毒薬としての次亜塩素酸ナトリウムの作用

消毒薬としての次亜塩素酸ナトリウムは、ほとんどすべての細菌、真菌およびウイルスに有効な消毒薬である。B型肝炎ウイルス(HBV) やヒト免疫不全ウイルス(HIV) に対しても有効であるが、結核菌には効果は弱い。
100ppm以上で芽胞にも効果がある。
次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食してしまう作用があるので金属には使えない。

次亜塩素酸ナトリウムの特性

次亜塩素酸ナトリウムの特性としては、下記の点が挙げられる。
  • 抗細菌性:微生物の酵素を破壊する
  • 有機質溶解作用:脂肪酸の分解(組織溶解性)
  • 細胞毒性(NaOCl)



「次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)」の文献・書籍など

【読み】

じあえんそさんなとりうむ(えぬえーおーしーえる)

【文献・書籍】