ルートトランクとは?
ルートトランク(英:root trunk)とは歯根の分岐部からCEJ(セメント-エナメル境)までの長さのことを指します。
ルートトランクの長短により、根分岐部病変に関する違いがあります。具体的には、ルートトランクが短い歯は根分岐部病変の状態になりやすいと報告されています。一方、ルートトランクが長い歯は根分岐部病変にはなりにくいとされています。しかし、一度根分岐部病変を発症すると、ルートトランクが長いことから、根分岐部の細菌の除去や外科手術が難しいため、予後は悪いとされています。このため、プローブやデンタルX線写真、CTでルートトランクを計測することは、上記の問題へ対処するためにも重要な事項のため、歯周病学的には重要視されています