歯科用語集
2023年3月18日

吸指癖

「吸指癖」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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吸指癖とは?

「指しゃぶり」ともいわれ、口腔習癖のうち最も多くみられる。母指を吸う場合が最も多く、次に人差し指が多い。


吸指癖の原因

吸啜反射としての習慣化、精神的緊張の解消、疲労感など様々であるが、特定の原因で生じるものではない。


吸指癖の影響

2歳までの指しゃぶりによって口腔に障害が現れても、3歳頃にやめれば顎顔面の成長に伴い自然治癒することが多い。関連しておこる不正咬合としては、開口、上顎前歯の唇側傾斜、下顎前歯の舌側傾斜、上顎歯列の狭窄および臼歯部の交叉咬合などがある。


吸指癖への対応

一般的に3歳頃までは生理的行動と考えられるため経過観察を行う。3歳を過ぎても継続している場合は、患者への説明と心理療法を行う。開口により舌突出癖がある場合には筋機能訓練が行われる。タングクリブを用いることもある。

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