歯科用語集
2022年3月16日

咬合性外傷・外傷性咬合

「咬合性外傷・外傷性咬合」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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咬合性外傷・外傷性咬合とは?

咬合性外傷・外傷性咬合とは、咬合によって歯および歯周組織に損傷が与えられることを示します。外傷性咬合という「原因」によって、咬合性外傷という「結果」が生じるため、両者の使い分けに注意しなければなりません。歯周疾患が存在する口腔内に外傷性咬合・咬合性外傷が認められる場合には、病変が急速に進行することが多いです。


咬合性外傷とは?

咬合性外傷(英:occlusal trauma)とは、咬合することによって歯および歯周組織に生じる外傷のことで、咬合性外傷は早期接触や咬合干渉、ブラキシズムによって生じることが多いです。

外傷性咬合とは?

外傷性咬合(英語:traumatic occlusion)とは、咬合性外傷を生じさせる咬合のことをいいます。

咬合性外傷・外傷性咬合の症状

咬合性外傷および外傷性咬合では、次のような症状、所見が認められます。
  • 歯の動揺
  • 歯の病的移動
  • 深い歯周ポケットの形成
  • 著しい咬耗
  • 顎運動の異常
  • 咀嚼筋や顎関節の疼痛
  • 歯根膜腔の拡大
  • 歯槽骨の垂直性骨吸収
  • 歯槽硬線の消失
  • 歯槽硬線の肥厚
  • 歯根吸収
  • セメント質の肥厚





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