OHI(Oral Hygiene Index)とは?
OHI(Oral Hygiene Index)とは、歯面のプラーク・歯石付着割合を評価する指標です。OHIの最高値は12点であり、最低値は0です。
OHI(Oral Hygiene Index)の判定基準
OHI=DI(Debris Index)+CI(Calculus Index)で表されます。そのためまずはDIとCIを算出する必要があります。
DI(Debris Index)、CI(Calculus Index)の算出方法
DIはプラーク指数のことであり、各歯面に付着したプラークの割合を評価する指標です。DIでは、第三大臼歯を除いた全ての歯を6つに分けます。
- 上顎右側臼歯部
- 上顎前歯部
- 上顎左側臼歯部
- 下顎右側臼歯部
- 下顎前歯部
- 下顎左側臼歯部
このように分けた上で、以下の判定基準をもとに、それぞれの部位のスコアを算出します。なお上記それぞれの部位での最高値を代表値とし、評価します。またスコアは頰側・舌側に分け別々で算出します。
- DIスコア0:プラークおよび着色付着物が認められない
- DIスコア1:着色付着物があるが歯冠部1/3の範囲内
- DIスコア2:着色付着物があるが歯冠部1/3〜2/3の範囲内
- DIスコア3:歯冠部2/3以上に着色付着物が付着している
DI=(各部位の頰側スコア合計+各部位の舌側スコア合計)÷被検査部位数
CIは歯石指数のことですが、DIと同様の方法で算出します。DIとCIが算出できたら、OHI=DI+CIの式に当てはめOHI(Oral Hygiene Index)を求めます。
CIは歯石指数のことですが、DIと同様の方法で算出します。DIとCIが算出できたら、OHI=DI+CIの式に当てはめOHI(Oral Hygiene Index)を求めます。