歯科用語集

2022年03月15日

スケーラー

「スケーラー」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

スケーラーとは?

スケーラーとはスケーリング・ルートプレーニングを目的として用いられる器材であり、さまざまな種類があります。スケーラーの種類には「手用スケーラー」「超音波スケーラー」「エアスケーラー」があり、それぞれに特徴があります。

スケーラーの種類

スケーラーには、大きく分けて「手用スケーラー」「超音波スケーラー」「エアスケーラー」の3種類があります。

手用スケーラーには、刃部の形態によって「キュレット型スケーラー(鋭匙型スケーラー)」「シックル型スケーラー(鎌型スケーラー)」「ホウ型スケーラー(鍬型スケーラー)」「ファイル型スケーラー(やすり型スケーラー)」「チゼル型スケーラー(のみ型スケーラー)」の5種類に分かれています。手用スケーラーのうち、最も日常臨床において使用頻度が高いのは「キュレット型スケーラー(鋭匙型スケーラー)」で、キュレット型スケーラーには「ユニバーサル型キュレット」と「グレーシー型キュレット」の2種類があります。

スケーラーの使い方:キュレット型スケーラー

キュレット型スケーラー(鋭匙型スケーラー)の使い方は以下の通りです。

ユニーバーサル型の使い方・特徴
ユニバーサル型キュレットの特徴としては、グレーシー型キュレットと比較して、第一シャンクに対して刃部の上端が90°になっている、両側に刃(カッティングエッジ)がある、という点が挙げられます。この特徴を活かして、臨床においてユニバーサル型キュレットを用いることが重要です。

グレーシー型の使い方・特徴
グレーシー型キュレットには7つの種類があり、それぞれの部位・歯面に適合するように製作されています。グレーシー型に共通する特徴としては、第一シャンクに対して刃部の上端が70°であることや、ユニバーサル型と異なり刃(カッティングエッジ)は片側にしかないことなどがあります。

グレーシー型キュレットの適応部位をまとめると、以下のようになります。

  • 前歯部・小臼歯部:#1/2、#3/4、#5/6
  • 臼歯部頬舌側:#7/8、#9/10(根分岐部)
  • 大臼歯近心:#11/12
  • 大臼歯遠心:#13/14

スケーラーの使い方:シックル型(鎌型)スケーラー

手用スケーラーのうちシックル型スケーラー(鎌型スケーラー)は、キュレット型スケーラーのユニバーサル型キュレットと同様に、シャンクに対してフェイスが90°となっており、かつ刃(カッティングエッジ)が両側についている点が特徴です。シックル型スケーラー(鎌型スケーラー)は、狭い隣接面などの歯石を除去する場合に用いられることが多いです。

スケーラーの使い方:ホウ型スケーラー

ホウ型スケーラーは、強固に付着した付着した歯肉縁下歯石の除去に用いる使い方をされることが多いですが、日常臨床では前述のキュレット型スケーラーなどの使用が頻度としては多いです。

スケーラーの使い方:ファイル型スケーラー

ファイル型スケーラーも、日常臨床では使用頻度は少なく、主に根面を滑沢にしたい場合に使われることが多いです。

スケーラーの使い方:チゼル型スケーラー

チゼル型スケーラーは前歯部隣接面のスケーリングに使われることが多いです。しかし、ホウ型スケーラーやファイル型スケーラーと同じく、日常臨床において使用頻度は少なめです。

スケーラーの使い方:超音波スケーラー

超音波スケーラーは、文字通り超音波を利用してスケーリングを行う器具で、主に25,000〜43,000Hz/秒の振動数の超音波スケーラーを、注水下で使います。超音波の振動により歯石を粉砕することで洗浄の効果が期待できます。

スケーラーの使い方:エアスケーラー

エアスケーラーは、6,000Hz/秒の振動数で使用されます。超音波スケーラーと比較してエアスケーラーは振動数が少ないため、患者の不快感は少ないとされています。
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