仮封

「仮封」とは?歯科用語を解説
2020年02月19日

仮封とは?

仮封とは、歯内療法の治療期間中に、次回来院までのあいだに歯髄保護および根管の無菌的状態を維持するために窩洞や根管を一時的に封鎖することである。仮封に使われる材料のことを仮封材と呼ぶ。
仮封は最低でも3mm~4mmの厚みを持たせた方が感染根管治療の予後が良いとされる。なお、仮封は英語でtemporary sealingという。



仮封の目的

歯内療法・感染根管治療における仮封の目的としては、以下の点が挙げられる。
  • 根管内の汚染防止
  • 歯髄の保護
  • 食片圧入の防止
  • 歯質の保護
  • 審美性の確保

仮封に使われる仮封材の要件

仮封に使われる仮封材は、下記で示すような要件を有する必要がある。
  • 窩壁に密着すること
  • 長期間の封鎖にも耐えうること
  • 咬合圧に耐えうること
  • 無刺激性であること
  • 操作性に優れること
  • 物理的・化学的に安定していること

仮封に使われる仮封材の種類

仮封に使われる仮封材としては、下記のような材料が挙げられる。下記の仮封材のなかでも特に、水硬性セメントと酸化亜鉛ユージノールセメントが臨床的に用いられることが多い。
  • 水硬性セメント
  • 酸化亜鉛ユージノールセメント
  • グラスアイオノマーセメント
  • テンポラリーストッピング
  • 軟質レジン系仮封材

仮封の方法

仮封をする方法には、以下のような種類がある。
  • 単一仮封法
  • 二重仮封法
  • サンダラック仮封(開放性仮封法)
  • Weiserの仮封(開放性仮封法)



「仮封」の文献・書籍など

【読み】

かふう

【文献・書籍】

『歯内治療学 第4版』, 中村洋ら, 医歯薬出版株式会社, 2012.