普通石膏とは?
普通石膏とは、二水石膏を空中で120〜130℃に乾式加熱することにより製造しているの石膏で、β石膏に分類されます。また、普通石膏は焼石膏、パリ石膏とも呼ばれます。
普通石膏の用途
診断用模型、長期保存用模型などの非作業用模型として用いられることが多く、 レジン重合用埋没材やアルジネート印象材の硬化剤としても用いられます。
普通石膏の硬質石膏と比較したときの特徴
普通石膏は硬質石膏と比べて、以下のような特徴があります。
- 混水比が高い(多くの水を必要とする)
- 発熱量が多い
- 硬さが低い
- 硬化体が緻密ではない
- 多孔質で空隙が多い
- 硬化膨張率が高い