アメリカ式埋没法とは?
アメリカ式埋没法とは、義歯の埋没法のうちの1つです。
アメリカ式埋没法は作業模型を下部フラスクに、人工歯やポンティックがあります。">支台装置、連結装置(連結子)を上部フラスクに埋没します。
これに対し、フランス式は義歯の構成要素全てを下部フラスクに埋没します。
アメリカ式埋没法は作業模型を下部フラスクに、人工歯やポンティックがあります。">支台装置、連結装置(連結子)を上部フラスクに埋没します。
これに対し、フランス式は義歯の構成要素全てを下部フラスクに埋没します。
アメリカ式埋没法の特徴
アメリカ式埋没法は全部床義歯に使われることが多いです。局部床義歯はフランス式埋没法や、人工歯のみを上部フラスクに埋没する折衷法が適応されます。
アメリカ式埋没法のメリット
アメリカ式埋没法のメリットは以下の通りです。
- 流ろう時のワックス除去、分離材塗布、レジンの填入の操作がフランス式埋没法に比べて容易です。
- レジンの填入時に十分な圧接が可能です。
アメリカ式埋没法のデメリット
アメリカ式埋没法のデメリットは以下の通りです。
- レジンの填入時に上下のフラスクを埋めている石膏の間でレジンのバリが発生することがある。これは加圧が不足した場合に起きることである。その場合、義歯の咬合高径が高くなる。そのため、重合後の義歯は咬合器に再装着(リマウント)してクラウン・ブリッジなどの補綴物を新製した際は、模型上の咬合と実際の口腔内の咬合との間で誤差が生じるため、チェアサイドでの咬合調整が必須となる。また、歯周初期治療において咬合調整とは、咬合調整によって早期接触を始めとした外傷性咬合を除去し、咬合性外傷を防ぐことを目的として行われる。">咬合調整を再度行う必要がある。