歯科用語集
2023年2月8日

口腔機能低下症

「口腔機能低下症」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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口腔機能低下症とは?

口腔機能低下症とは、加齢のみならず、疾患や障害など様々な要因によって、口腔機能が複合的に低下している状態のこと。放置することにより、口腔機能障害(摂食嚥下障害、咀嚼障害)を引き起こすことになるため、歯科医療関係者が適切に介入し、口腔機能障害に落ち込ませないことが重要である。
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口腔機能低下症の診断基準

以下の7項目中3項目以上が該当する場合に口腔機能低下症と診断される。
・口腔衛生状態不良
・口腔乾燥
・咬合力低下
・舌口唇運動機能低下
・低舌圧
・咀嚼機能低下
・嚥下機能低下


それぞれの検査の検査方法

・口腔衛生状態不良
 細菌カウンターによる総微生物数の評価、TCI

・口腔乾燥
 口腔水分計ムーカスの使用、サクソンテスト

・咬合力低下
 デンタルプレスケールの使用、残存歯数

・舌口唇運動機能低下
 オーラルディアドコキネシス

・低舌圧
 舌圧測定器

・咀嚼機能低下
 グミゼリーを用いた咀嚼能率検査、咀嚼能率スコア法

・嚥下機能低下
 EAT-10、聖隷式嚥下質問紙

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