下顎法とは?
下顎法とは、臼歯部人工歯の排列法の1つで、臼歯部人工歯を下顎から排列する方法です。
下顎法による排列時の人工歯切縁の位置
下顎法では、切縁の高さが
仮想咬合平面からおよそ1mm下降した位置になるよう下顎咬合堤を削除し、その高さに合わせて排列します。これにより口唇を軽く開いたとき、人工歯の切縁が上唇下縁からおよそ1mm露出することになります。歯冠軸の傾斜は上顎法の場合と同じ値(
仮想咬合平面とは区別されます。">咬合平面に対して近遠心的におよそ87°、唇舌側的におよそ80°)で付与します。
下顎法では、上顎咬合堤を基準に、各々の臼歯部人工歯を
仮想咬合平面から下方に下げて調節彎曲を与えるため、下顎法では
仮想咬合平面と義歯の
仮想咬合平面とは区別されます。">咬合平面が一致することになります。