歯科用語集

2020年01月24日

歯周基本治療

「歯周基本治療」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

歯周基本治療とは

歯周基本治療とは、歯周疾患の治療方法のひとつである。歯周病の進行の程度にかかわらず、初めに行われる治療で、歯垢・歯石の除去、根面の滑択化、ぐらぐらする歯のクラウン・ブリッジなどの補綴物を新製した際は、模型上の咬合と実際の口腔内の咬合との間で誤差が生じるため、チェアサイドでの咬合調整が必須となる。また、歯周初期治療において咬合調整とは、咬合調整によって早期接触を始めとした外傷性咬合を除去し、咬合性外傷を防ぐことを目的として行われる。">咬合調整など、歯周外科治療の前に行われる。
歯周基本治療は「歯周初期治療」や「イニシャルプレパレーション(initial preparation)」とも呼ばれる。歯周基本治療の基本的な目的は、歯周疾患を引き起こしている原因を除去することである。

歯周基本治療の治療内容

歯周基本治療で行う治療内容としては、主に下記の項目が挙げられる。
  • 動機づけ(モチベーション)
  • 応急処置
  • プラークコントロール
  • プラークリテンションファクターの除去
  • TBI(ブラッシング指導
  • SRP(スケーリング・ルートプレーニング)
  • クラウン・ブリッジなどの補綴物を新製した際は、模型上の咬合と実際の口腔内の咬合との間で誤差が生じるため、チェアサイドでの咬合調整が必須となる。また、歯周初期治療において咬合調整とは、咬合調整によって早期接触を始めとした外傷性咬合を除去し、咬合性外傷を防ぐことを目的として行われる。">咬合調整
  • 暫間固定
  • 抜歯
  • 習癖の除去
  • 局所薬物配送システム(LDDS)

歯周基本治療の目的

歯周基本治療の目的は、急性症状の緩和・炎症の軽減・原因の除去・歯周疾患の進行停止などである。

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