口腔外科の診査・診断

「口腔外科の診査・診断」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

口腔外科領域での診査・診断

口腔外科領域での診査・診断は一般外科など他領域の診断と本質的に変わりはなが、口腔という生理的、局所特殊性を理解する必要がある。

口腔は歯、顎骨、歯周組織とそれに付着している咀嚼筋、舌、頬、口唇などから構成され、内部は耐え部唾液が分泌されていて、組織、臓器は三叉神経や顔面神経を主とする密な神経支配を受けている。
また、口腔は消化器官である一方、気道の一部にもなり発声器官としての役割もある。

これらの特殊性を理解しながら、適切に診査・診断を行わなくてはならない。

口腔外科の診査・診断の症例リスト

左下小臼歯部に出現した腫瘍を病理学的な生検を行った際の一連の画像。

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【珍しいKissing Tooth】
Pt:既往のない30代
S:右下に違和感がある。腫れたこともある。
O:48、49のKissing Tooth、含歯性嚢胞も認められた。
A:47遠心のポケットから侵入した細菌が原因で含歯性嚢胞が急性化して腫れたのだろう。48歯冠側面、49根尖部は下顎管を圧排、交差してた。処置部位の大きさ、患者負担を考えて全身麻酔を提案した。
P:全身麻酔下にて抜歯嚢胞摘出術
D:同上。実施術式の変更なし。
C:埋伏抜歯は開けた窓の手前アンダーに入り込んだ部位が大きいと難しいなと再確認した。

写真1枚目:術前
写真2枚目:フラップ後
写真3枚目:開窓後
写真4枚目:抜歯後
写真5枚目:術後

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【転倒による歯冠破折】
終業ギリギリに電話あり駆け込んで来られた患者さん。破折した歯冠はありませんでした。
Cvek pulpotomy(複雑性歯冠破折(露髄)は2mm断髄して水酸化カルシウムorMTAで96%のサクセスレート)というのをやってみようかと思いましたが明日から2週間海外旅行ということで患者さんと相談し、抜髄することになりました。
1.5時間も残業してくれたスタッフには感謝です。
当院には水酸化カルシウムというとカルシペックスしかないんですが(MTAもあります)、Cvek pulpotomyはカルシペックスで代用しても大丈夫なんでしょうか?

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