インプラント手術を検討する際は、患者の全身評価を行って手術が実施可能かどうかを判断する必要がある。インプラントの絶対的禁忌症として急性疾患・末期疾患・コントロール不良の代謝性疾患の患者や妊婦があるが、病状や全身状態が改善することが見込まれる場合にはインプラントが適応になることもあるので、正しく評価を行い適切な治療計画の立案が重要である。
インプラントの診査・診断項目
- 視診や触診で軟組織や顎堤の状態を確認する
- インプラント埋入予定の場所に大きさが既知のX線不透過性物質を設置し、X線写真を撮影したりCTを用いたりして解剖学的構造の位置・歯槽堤の形態。骨量や骨質を評価する