インプラントの埋入に関連する用語と症例

「インプラントの埋入」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

インプラントの埋入とは?

インプラントの埋入とは、顎骨にインプラント体を埋め込む操作のことである。インプラントは体内に埋め込む医療機器や材料の総称を指すが、歯科で用いられるインプラントは顎骨に埋め込む人工歯根のことである。

インプラントの構造

インプラントの構造は、下記4つに分けられる。骨の中に埋める部分をインプラント体、インプラント体と義歯の間の部品をアバットメントと呼び、アバットメントスクリューでインプラント体に固定する。上部構造は歯冠の部分を指す。
  • インプラント体
  • アバットメント
  • アパットメントスクリュー
  • 上部構造

インプラント治療の禁忌症

インプラント治療の禁忌症としては、以下に挙げるような疾患が該当する。
  • 成長期の患者
  • 骨形成不全症
  • ビスホスフォネートの注射投与患者
  • 透析中の患者
  • 精神疾患患者(躁うつ病、統合失調症)

インプラントの埋入について

適切な位置へとインプラントを埋入するためには、天然歯や隣在するインプラントとの位置関係において、以下のようなスペースが必要とされている。
  • 天然歯間:1mm
  • 天然歯とインプラント間:1.5〜2mm
  • インプラント間:3mm

インプラントのアバットメントの選択

インプラントのアバットメントは、強度、審美性、細菌の付着しやすさによって選択する。

【強度によるインプラントアバットメントの選択】
強度によるインプラントアバットメントの選択は、チタン>ジルコニア>アルミナの順である。

【審美性によるインプラントアバットメントの選択】
審美性によるインプラントアバットメントの選択は、アルミナ>ジルコニア>チタンの順である。

【細菌の付着によるインプラントアバットメントの選択】
細菌の付着によるインプラントアバットメントの選択は、ジルコニア>アルミナ>チタンの順である。

インプラントの埋入の症例リスト

1┘にインプラント体埋入とGBRを同時にした症例で骨の再生がうまくいきました。
初期固定で早期の膜の露出がおきたけど、6〜8週間は辺縁が形成されるのを待ってから膜をとることにしました。

今日、組織のコンディションとボリュームを保つために結合組織移植術を膜の除去後、インプラント体上に行いました。

患者さんには事前に└1の近心のアタッチメントロスのために歯肉の高さは得にくいことを説明しておきましたが、どうにかして上顎1-1間の歯肉の高さを得られるように処置しました。

1Dでこの症例を見る

インプラント埋入即時修復 

高齢者のインプラント治療は、なるべく早く仕上げたいです!
高齢者の一年は、環境の変化が激しいため若い人とは同じインプラント治療でもスピードが勝負だと思っています! 
即日、セレックにてプロビを装着し、8週後にfinalを仕上げる予定です!!

1Dでこの症例を見る

少し上手くいかなかった症例を挙げさせて頂きます。
26歳女性、主訴は前歯がゆれる。硬いものを噛んでから下顎の乳歯が揺れるようになったそうです。動揺は3でした。補綴の選択肢を提示し、インプラント治療を希望されたため、抜歯と同時にエキスパンジョンしてNobel Active 3.0×15.0mmを埋入。3.0はチタンアバットの選択しかないため、埋入から5か月後チタンカスタムアバット+MBCrを装着(仮着)。装着時はコンタクトが緩かったのですが、一か月後にちょうどよくなり、クリーピングも起こってきました。
反省点ですが、もう少し深く埋入すればよかったこと。もう少し頑張って舌側の基底結節部にホールを向ければよかったこと。あとは色調ですかね。
その他お気づきの点がございましたらご指導の程何卒よろしくお願いします。

1Dでこの症例を見る