感染根管治療とは?
様々な原因により根管内・象牙細管内に細菌が侵入した状態である「感染根管」に対し、根管の拡大と清掃・根管形成・根管充填を通じて感染を排除し無菌的環境をつくることにより根尖部歯周組織の治癒を図るための治療法である。
感染根管治療の適応
- 歯髄壊死・壊疽
- 根尖性歯周炎
- 歯髄除去療法の経過不良例
- 感染根管治療後の経過不良例
感染根管の治療手順
- 術前診査・検査・診断
- 既存の修復物やう蝕の除去
- ラバーダム防湿
- 髄腔開拡
- 根管内容物の除去
- 根管の拡大と清掃・根管形成
- 根管貼薬・窩洞形成や覆髄処置を行ったあとの歯面の印象採得後から修復物が完成するまでの期間、あるいは感染根管治療を行なっている途中の根管を次の治療までの期間など歯科臨床ににおいて一時的に細菌や汚染物質、唾液などの侵入を防止するために封鎖が必要な場面は多々あります。そのような場面で一時的な封鎖(仮封)を行うために用いられる材料を仮封材といいます。">仮封材と呼びます。仮封は最低でも3mm~4mmの厚みを持たせた方が感染根管治療の予後が良いとされます。なお、仮封は英語でtemporary sealingといいます。">仮封・治療の評価
- 根管充填