歯科用語集

2020年01月27日

抜髄処置

「抜髄処置」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

抜髄処置とは?

抜髄処置とは、歯髄をすべて除去する治療法のことである。

抜髄処置の目的

歯髄保存療法で炎症が軽減・消退しない場合に、歯髄を除去することで患者を痛みから解放することが目的である。また歯髄を除去することにより歯周組織への炎症の波及を防止することができる。

抜髄処置の適応

  • 不可逆性歯髄炎
  • 覆髄・生活断髄の経過不良例
  • 便宜上抜髄が必要な例

抜髄処置の手順

  1. 診査・検査・診断
  2. 局所麻酔
  3. 既存の修復物・う蝕の除去
  4. ラバーダム防湿
  5. 髄腔開拡
  6. 歯髄の摘出
  7. 根管の拡大と清掃・根管形成
  8. 根管貼薬・窩洞形成や覆髄処置を行ったあとの歯面の印象採得後から修復物が完成するまでの期間、あるいは感染根管治療を行なっている途中の根管を次の治療までの期間など歯科臨床ににおいて一時的に細菌や汚染物質、唾液などの侵入を防止するために封鎖が必要な場面は多々あります。そのような場面で一時的な封鎖(仮封)を行うために用いられる材料を仮封材といいます。">仮封材と呼びます。仮封は最低でも3mm~4mmの厚みを持たせた方が感染根管治療の予後が良いとされます。なお、仮封は英語でtemporary sealingといいます。">仮封
  9. 根管充填