歯科用語集
2020年1月21日

う蝕

「う蝕」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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う蝕とは?

う蝕とは、う蝕原性細菌によって引き起こされる感染症である。唾液・年齢・食習慣など複数の因子が発症に関わる(多因性疾患)。現在では生活習慣病の一つと考えられている。

う蝕の発症機構

う蝕の発症機構については、1890年に提唱されたミラーの化学細菌説が支持されている。これは、微生物が発酵する過程で糖から乳酸・酢酸・プロピオン酸・ギ酸などの酸を産生し、歯質が脱灰されるというものである。

う蝕の原因

ミュータンス連鎖球菌をはじめとするう蝕原性細菌はプラーク(歯垢)中に存在している。プラークは歯の表面に形成されるバイオフィルム(膜状構造)であり、多様な微生物やそれらに由来する基質などから構成されている。バイオフィルムにより、微生物の産生した酸が歯面の局所に停滞して脱灰が生じる。
歯面清掃が不十分になりやすく、プラークが除去しにくい小窩裂溝、隣接面、歯頚側1/3はう蝕の三大好発部位である。

う蝕に対する処置

う蝕歯は、コンポジットレジンやグラスアイオノマーセメントを用いた充填、欠損部が大きい場合はインレー、クラウンなどにより修復される。
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