「咬み合わせが変」「合っていない気がする」——患者が訴えるこの違和感。
それは単なる咬合異常ではなく、「咬合違和感症候群(Occlusal Discomfort Syndrome:ODS)」かもしれません。
2013年に日本補綴歯科学会が提唱したこの症候群は、安易な咬合調整でかえって症状を悪化させる可能性がある、極めて慎重な対応が求められる病態です。
また「咬合の異常」といわれると咬合調整を行いたくなる先生も多いかもしれませんが、実際咬合違和感症候群がある患者には咬合調整はやってはいけないケースも多く存在します。
このセミナーでは「咬合違和感症候群をマスターする!〜咬合調整する前に要注意〜」をテーマに、ODSの病態、修飾因子、対応フローチャート、患者アセスメントシートを用いた診断と対応法を神奈川歯科大学附属病院特任教授の玉置勝司先生に解説していただきます。
ODS患者の典型例を通じて、「触れてはいけない咬合」の見極めと正しい介入判断を学びます。
患者満足と医療トラブル回避の両立に欠かせない、現代の臨床家必須の知識をぜひこの機会に。
こんな方におすすめ
👉 咬合調整をしても症状が改善しない・悪化したことがある
👉 咬み合わせの違和感を訴える患者の対応法が知りたい
👉 咬合違和感症候群の治療法について学びたい
講師
神奈川歯科大学附属病院特任教授。神奈川歯科大学歯学部卒業後、同大学歯科補綴学教室第3講座に入局。助手神奈川歯科大学歯科補綴学教室第3講座講師、顎口腔機能修復科学講座有床義歯補綴学分野教授、総合歯科学講座顎咬合機能回復学分野教授を経て現職に至る。著書・講演に「ブラキシズムの臨床」「口・あご・顔の痛みと違和感の対処法」など多数。