日常臨床で咬合の違和感を訴える患者さんに遭遇する頻度は高いですが、その表現方法は患者さんによって様々であり、症例によっては客観的指標の乏しいものも多いことから、最近では難症例の1つ「咬合違和感症候群」と呼ばれ始めています。
この様な症例に出会った際訴えのある患者さんに経過観察の一言で帰せないと患者さんの意見をもとに咬合調整を行う先生も多いですが、それは根拠に基づいた医療とはかけ離れた行為であり、患者さんの訴えが改善しないどころか悪化を引き起こしてしまうことも。
研究が進み論文・症例数が増えた今こそ原因不明の咬合時の違和感に立ち向かう時。原因として何が考えられるか、どんな装置が使えるかなど咬合違和感症候群の対処法を勉強してみませんか?
このセミナーでは「咬合違和感症候群」をテーマに、咬合違和感症候群の定義と変遷、背景因子、性別・これまで受けた治療・主訴の分類などの統計的データ、治療計画立案のための考え方について 神奈川歯科大学附属病院特任教授 玉置勝司先生に解説していただきます。
症例は1つずつ考察と参考にした論文を提示しながら解説していただくため、臨床と研究の内容を同時に学ぶことが可能です。
「噛んだ時になんか変」
その答えに辿り着くためのセミナーです。
こんな方におすすめ
👉 臨床と研究を同時に学びたい
👉 咬合違和感症候群について勉強したい
👉 患者さんの「咬合時の違和感」を解決したい
講義目次
咬合違和感症候群とは
背景因子
統計データと考察
症例検討
神奈川歯科大学附属病院特任教授。神奈川歯科大学歯学部卒業後、同大学歯科補綴学教室第3講座に入局。助手神奈川歯科大学歯科補綴学教室第3講座講師、顎口腔機能修復科学講座有床義歯補綴学分野教授、総合歯科学講座顎咬合機能回復学分野教授を経て現職に至る。著書・講演に「ブラキシズムの臨床」「口・あご・顔の痛みと違和感の対処法」など多数。