日常臨床において、炭酸ガスレーザーは多くの歯科医院に導入されているポピュラーな機器の一つです。
しかし、せっかく導入していても、「なんとなく特定の処置にだけ使っている」「なぜその場面でレーザーが必要なのか、明確な理由を説明しづらい」と、そのポテンシャルを十分に使いきれていないと感じる先生も少なくありません。
書籍や取扱説明書を読み込むだけでは、レーザーの物理的なメカニズムは理解できても、実際の臨床現場でどのように活用し、いかに診療効率や採算性を高めるかという実践的なイメージまでは落とし込みにくいのが現状です。
特に、保険診療が中心の臨床において、どのようなロジックでレーザーを組み込み、使用頻度を高めていくべきかという明確な判断基準が見えにくいことが、活用の幅を狭める要因となっています。
だからこそ、単なる「切る・焼く道具」として捉えるのではなく、メカニズムに基づいた有用な症例の選択や、保険診療でもしっかりと採算が合う導入・運用の判断基準を持つことが重要です。
本セミナーでは、「保険でも使い倒せる炭酸ガスレーザー」をテーマに、診療効率を高めるレーザー活用法や新しいコンセプトについて、日本レーザー歯学会専門医の谷口 陽一先生に解説いただきます。
まず、炭酸ガスレーザーが持つ止血、凝固、除染、創傷治癒促進といった作用の基礎基本を整理。さらに、レーザーを治癒環境の整備と創傷治癒を加速させるための臨床ツールとして再定義する新コンセプト「LaDAH(Laser-Driven Accelerated Healing)」について提示します。
また、日常臨床で具体的にどのような処置や症例において有用であるか、LaDAHコンセプトに基づいた臨床症例を交えて詳しく解説。使用頻度を考慮した上で、保険診療でも採算を合わせるためのロジックや、導入・活用をスムーズにするための簡単な練習方法についても触れていきます。
「なんとなくレーザーを使っている」という状態から脱却し、目的を持って炭酸ガスレーザーを臨床にフル活用したい、あるいは保険診療の中での実践的な運用方法を整理したいという先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 炭酸ガスレーザーを臨床で目的を持って使いこなす判断基準が知りたい
👉 新コンセプトであるLaDAHに基づいたレーザー活用法を学びたい
👉 保険診療でもしっかりと採算が合う導入・運用のロジックを身に付けたい
講義目次
炭酸ガスレーザーのメカニズムと基礎基本
新コンセプト「LaDAH」から考える臨床レーザー歯学の判断基準
日常臨床でできる処置と有用な症例における手技のポイント
使用頻度と保険診療から考える採算性の高い導入・運用のロジック
LaDAHコンセプトに基づいた臨床症例と簡単な練習方法の実際
講師
札幌市 白石区 谷口歯科医院院長、東京医科歯科大学歯周病学分野非常勤講師。日本歯科大学歯学部卒業後、同大学同学部附属病院にて研修。東京医科歯科大学大学院歯周病学分野修了後、同大学歯学部附属病院歯周病外来入局。谷口歯科医院開院、現職に至る。日本歯周病学会専門医・指導医、日本レーザー歯学会専門医。著書・講演に「Er:YAG Laser-Assisted Bone Regenerative Therapy for Implant Placement: A Case Series」「The "Er:YAG laser-assisted periimplantitis total therapy (Er:LPTT)"-a novel procedure to perform periimplantitis treatment with bone regeneration therapy.」など多数。