日常臨床において、う蝕の診断や管理に頭を悩ませる場面は少なくありません。
特に、視診やエックス線写真だけでは判断が難しい初期う蝕の進行度合いや、経過観察とすべきか否かの見極めは、歯科医療従事者にとって常に迷いやすいポイントです。
書籍や論文で「低侵襲なう蝕管理」の重要性が説かれていても、実際の臨床現場で客観的な数値をどのように解剖し、どう判断を下せばよいのか、具体的な実践に落とし込みづらいと感じることもあるのではないでしょうか。
だからこそ、検査器具のメカニズムを正しく理解し、診療フローに組み込むための明確な判断基準を持つことが重要です。
本セミナーでは、光学式う蝕検出装置である「ダイアグノデント」をテーマに、そのメカニズムから正確な検査方法、そして臨床で活かすためのポイントまでを、大阪歯科大学歯学部准教授の吉川 一志先生に解説いただきます。
まずはダイアグノデントがどのようにしてう蝕を検出しているのか、その基本的なメカニズムと臨床応用の意義について整理。
実際の診療現場で正しく数値を計測するための具体的なアプローチや、検査を行う上での重要なポイントについても詳しく解説。
さらに、この装置を日々の診療フローにどのように取り入れるか、導入によって生まれるメリットや有用な使い方についても言及します。
「ダイアグノデントを臨床でどう使いこなせばよいか」「客観的な数値をもとに、迷いのないう蝕管理を行いたい」と考えている先生やスタッフの皆様におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 ダイアグノデントの正しい計測方法とう蝕管理の判断基準が知りたい
👉 器具のメカニズムと臨床における有用性を体系的に学びたい
👉 日常の診療フローにスムーズに取り入れるポイントを身に付けたい
講義目次
ダイアグノデントのメカニズムとう蝕管理における基本的な考え方
正確な数値を計測するための検査方法と判断基準
臨床応用における具体的なアプローチと手技のポイント
診療フローへ取り入れる際の留意点と補足要素
実際の診療現場における有用な使い方と導入メリットの実際
講師
1992年大阪歯科大学歯学部卒業。1996年同大学院歯学研究科博士課程修了、博士(歯学)を取得。2002年のロンドン大学留学を経て、大阪歯科大学歯学部歯科保存学講座講師に就任。2008年より同講座准教授、2020年からは大学院歯学研究科准教授を兼任し、現在に至る。
専門領域は、歯を可能な限り残すための「歯科保存学(保存修復)」をはじめ、レーザーを用いたう蝕(むし歯)治療や知知覚過敏治療、スポーツ外傷の防止を目指す「スポーツ歯科医学」など多岐にわたる。日本歯科保存学会、日本レーザー歯学会、日本接着歯学会、日本スポーツ歯科医学会などにおいて多数の指導医・専門医資格を保持。
『保存修復学21』などの主要な教科書・書籍の執筆にも多数携わり、学術研究から臨床指導、スポーツマウスガードの普及活動まで、幅広く牽引し続けている。