「インプラント治療前に角化粘膜の獲得が必要か否か」
「角化粘膜の不足がインプラント周囲炎を助長する」という考え方から経験の浅い先生では角化粘膜の少ない症例ではインプラント治療を回避する方も少なくないのではないでしょうか。
しかし角化粘膜幅が少ない症例では必ずしもソフトティッシュマネジメントが必要というわけではなく、角化粘膜の不足がインプラント周囲炎を助長する根拠も限定的とされています。
つまり症例毎にその必要性について吟味することが求められるのです。
このセミナーでは「角化粘膜が少ない症例のインプラント」をテーマに、インプラント周囲炎のリスク因子、角化粘膜を回復させるべきかの判断ポイント、必要・不要それぞれの治療の流れ、前歯部・臼歯部それぞれの理想的な周囲軟組織について明海大学副学長・歯学部教授(前・口腔生物再生医工学講座 歯周病学分野教授) 申基喆先生に解説していただきます。
角化粘膜の増大を行う場合に意識すべき組織的・形態的要件についてもお話ししていただくため、経験を積まれている先生にもお楽しみいただける内容となっております。
合理的思考で患者さんにとってベストフィットな治療法を考えましょう。