う蝕罹患率の低下は歯科業界でトピックとして挙げられることが多いですが、それは子供に限った話であり40代後半以降では増加していることをご存知ですか?
理由は「適切なう蝕管理が出来ていないから」と純粋なものですが、具体的にどのように指導を行うべきかは年代ごとに異なり、ライフステージに応じた指導方法を知らなければなりません。
また寿命の延長により、これまでは「歯がなくても仕方がない」と思われていた年代の方でも近年では「自身の歯で快適に過ごせること」が求められており、「なぜ高齢者のう蝕の数が増えたのか」など従来とは異なった視点からのアプローチも必要となります。
このセミナーでは「ライフステージに応じたう蝕予防」をテーマに、各年代における指導方法・リスク因子など基礎的項目からホワイトニングのう蝕予防への有効性や根面う蝕に対するサホライドの活用法に至るまでを 東京医科歯科大学名誉教授・田上順次先生にご解説していただきます。
処置歯数を「ゼロ」にするための思考と技術が身につきます。
こんな方におすすめ
👉 予防歯科に力を入れたい
👉 ホワイトニングとう蝕の関係性ついて勉強したい
👉 ライフステージごとのう蝕予防について学びたい
講義目次
う蝕罹患率の変遷
ライフステージごとの口腔の特徴
予防法・処置法
ホワイトニングの有効性
今後の展開
う蝕制御の第一人者。東京医科歯科大学卒業後、同歯科保存学第一講座にて博士課程終了。1987年には米国ジョージア医科大学にてAdjunct Asistant Professorとして在籍、帰国後は奥羽大学教授を経て東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座教授を務める。2005年から2014年まで同歯学部学部長を歴任し、その後副学長就任。2021年退職、現在東京医科歯科大学名誉教授。