「スプリントを着けても顎が痛い」「マッサージを試してみたけど口が開かない」など、あらゆる治療をしても症状が改善しない顎関節難民。実はその患者さんには外科療法が必要かもしれません。
古くより口腔外科診療において腫瘍やインプラントなどと並び大きな柱を担っていた顎関節外科ですが、近年その認知度は低調傾向を示しており、結果知識不足の歯科医師と顎関節に関して適切な治療を受けられていない患者が増加しているんです。
また基礎疾患や認知症を有する患者の顎関節脱臼もホットワードとして上がり初めていますが、処置に外科療法を取り入れている施設は少なく今後顎関節難民の増加に拍車をかけるのではないかと囁かれています。
「顎関節で悩ませない!」
顎関節について総説から学び直し、包括的な顎関節外科の知識を身につけませんか?
このセミナーでは「GPが知っておくべき、顎関節外科」をテーマに顎関節外科を包括的に捉えるために必要な基礎知識、一般歯科に知っていてほしい診査・診断のポイント、GPで遭遇するものから慢性・難治性の症例について 日本口腔外科学会終身指導医 瀬上夏樹先生に解説していただきます。
実際の手技動画もあるので、テクニックを勉強したい先生にもおすすめです。
こんな方におすすめ
👉 包括的顎関節外科に関心がある
👉 GPが知っておくべき顎関節疾患の知識を学びたい
👉 顎関節脱臼の外科的処置について知りたい
講義目次
顎関節・総論
顎関節外科の歴史
開業医が知っておくべき診査から処置
超高齢者社会における顎関節疾患
症例供覧
日本口腔外科学会終身指導医。神奈川歯科大学卒業後、川崎医科大学病院口腔外科・麻酔科・病理部にて研修。同大学大学院修了後、口腔外科学講師に就任。京都大学講師(医学部口腔外科学)、文部省在外研究員派遣(短期米国)、豪州アデレード大学口腔外科Visiting Professor、金沢医科大学教授(顎口腔外科学講座)、同大学院教授兼任(顎口腔機能病態学)を務め、2019年に定年退職。岡山大学病院診療講師、高知大学客員教授、岡山大学非常勤講師(〜2023年3月)を経て現在に至る。日本顎関節学会 学会賞(学術奨励賞)受賞。著書・講演に「<顎関節脱臼 高齢化社会における対応>顎関節脱臼の外科療法における戦略とフローチャート」「顎関節強直症に対する顎関節授動術で中間挿入物にシリコンブロックを用いた5例」など多数。