抜歯をはじめとする日常的な口腔外科処置は、出血や痛みを伴うことが多いため、多くの患者さんが強い緊張や不安を抱えた状態でチェアに座られます。
そうした現場において、安全かつ円滑に処置を進めるためには、傍らに立つ歯科衛生士による迅速で的確なアシストワークが欠かせません。
しかし実際の臨床現場では、「術式ごとに使用する器材のバリエーションが多く、準備に戸惑ってしまう」「レトラクションによる視野確保やバキュームのタイミングが難しく、術者の手を止めてしまう」といった悩みを抱えるスタッフも少なくありません。
外科アシストに関する手技や流れは、書籍やマニュアルを読むだけではイメージが掴みにくく、実際の処置でどのようなタイミングでどう動くべきかという現場での判断基準が捉えづらい側面があります。
だからこそ、単に器具の名前や順番を覚えるだけでなく、術式全体の流れを理解し、術者の動きや次のステップを先回りして予測する視点を持つことが重要です。
本セミナーでは、「抜歯・外科処置のアシストワーク入門」をテーマに、外科アシストにおいて意識すべき基本的な考え方や円滑な動線づくりについて、team flat代表の平早由加先生に解説いただきます。
処置の流れを把握して先回りする考え方をはじめ、外科処置で欠かせない患者さんへの声かけや全身状態の観察ポイントについて整理。
さらに、術野の確実な視野確保(レトラクション)や術者と呼吸を合わせるバキューム操作、基本器具の取り扱いなど、安全管理を意識した具体的な動き方を解説いただきます。
偶発症への即応も含め、術者をスムーズにサポートし患者さんの不安を和らげるためのアシストの極意について学ぶことができる内容です。
外科アシストに対する苦手意識を克服し、日常臨床で自信を持ってサポートに入りたい歯科衛生士の方におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 外科処置の流れを予測し先回りして動くポイントを知りたい
👉 確実な視野確保や適切なバキュームのタイミングを身に付けたい
👉 患者さんの緊張を和らげる声かけや観察方法を学びたい
講師
2001年新東京歯科衛生士学校卒業後、一般歯科勤務を経て、2006年より都内の自費診療専門クリニックに勤務。2009年には同院副院長およびオーラルケアサロン運営責任者に就任し、臨床・自由診療・人材育成の現場を牽引した。2012年以降は一般歯科にて実習指導衛生士として後進の育成に注力。2020年にフリーランスとして独立し「team flat」を設立。同時にスタディーグループ「team flat DH」を発足し、都内歯科衛生士学校2校の非常勤講師を務めるなど、臨床・歯科衛生士向け研修・セミナー講師として幅広く活動している。