日常の歯科診療において不可欠なエックス線撮影ですが、撮影時の「被ばく」に対する不安は、患者様だけでなく現場で働くスタッフにとっても少なくありません。
一方で、放射線防護に関する正確な知識を体系的に整理する機会は乏しく、「撮影時の適切な対応ができているか不安」「患者様から質問された際にどこまで説明すべきか迷う」といった悩みを抱える現場も多いのではないでしょうか。
ガイドラインや専門書を開いても、複雑な単位や物理的概念の理解にとどまり、日々の撮影オペレーションや患者様へのカウンセリングにどう還元すればよいのか見えにくいのが現状です。
過度な恐怖心を抱くことなく、かつ安全に配慮した診療体制を構築するためには、医療放射線の正しい知識と一貫した防護・運用の基準を持つことが欠かせません。
本セミナーでは、医療放射線の基礎から歯科撮影時の注意点、防護バッジの運用、患者様へのコミュニケーションのポイントまでを、東京科学大学歯科放射線診断・治療学分野講師の戒田 篤志先生に解説いただきます。
放射線の量や単位の基礎知識、人体への影響、歯科領域における具体的な被ばく線量の考え方をわかりやすく整理。
さらに、レントゲン撮影時に注意すべきポイントや防護バッジの正しい管理・運用方法など、院内スタッフ全体の安全を守るための実務知識について解説します。
また、患者様からの不安や疑問に対して、不安を和らげ納得してもらうための「分かりやすい説明のポイント」についても言及。
院内の放射線防護体制を見直したい方や、患者様・スタッフ双方に安心感を提供できる知識を身につけたい医療者におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 歯科エックス線撮影における放射線影響や被ばく線量の正確な知識を学びたい
👉 防護バッジの適切な管理や撮影時の注意点を院内で共有したい
👉 患者様からの被ばくに関する質問へ分かりやすく説明するポイントを知りたい
講師
2008年東京医科歯科大学(現・東京科学大学)歯学部卒業。同大学院修了後、助教等を経て現職。歯科放射線学および放射線腫瘍学・生物学を専門とし、口腔がんに対する放射線治療や放射線増感戦略、細胞周期イメージング解析などを主なテーマに先端的な研究・臨床を展開している。
学会活動では日本歯科放射線学会(指導医・専門医)をはじめ、日本口腔腫瘍学会(ガイドライン策定委員等)、日本放射線影響学会(検討委員会委員等)、日本放射線腫瘍学会など多岐に渡る委員会・幹事を歴任。科研費をはじめ多数の研究プロジェクトに参画し、臨床・研究・教育の三位一体で歯科放射線分野の発展を牽引している。