スライスカットとは?
スライスカットとは、2級窩洞の隣接面に行われる窩洞形成法の一つです。スライスカットは隣接面を頬舌的に一直線に削る方法です。スライスカットの形成は古くはダイヤモンドディスクを用いて行っていましたが、現在ではエアータービンとシャンファータイプのダイヤモンドポイントを用いて行うのが一般的です。
スライスカットの部分に設ける側室部
スライス面の側室の幅は近遠心的にはバーの太さ程度まで切削します。また頬舌的にはスライス面の 1/2~ 2/3程度切削します。スライスカットの際の深さはスライス面下から約2mmまでとし、必ず象牙質内に収めるとされています。