がん手術や心臓手術などの前後において、術後合併症の予防や在院日数の短縮に大きく寄与する周術期口腔機能管理は、現在の医療において非常に重要な取り組みとして位置づけられています。
病院歯科だけでなく、地域の一般歯科診療所にも医科歯科連携の体制構築が求められる機会が増えていますが、「実際に依頼が来たら何から始めればよいのか」と戸惑う声も少なくありません。
書籍などで制度の概要は理解できても、紹介状を受け取ってから実際の介入、さらには報告書の作成にいたる一連の流れや、算定要件の細かなルールを臨床現場に落とし込むのは容易ではないものです。
特に、歯科衛生士が担うべき具体的な業務範囲や、手術・治療のステージに応じた的確なリスク管理については、明確な判断基準を持てずに手探りで対応しているケースも見られます。
だからこそ、患者さんの安全を守り、医科の主治医と円滑な連携を図るためには、周術期管理の基本的な流れと実践的なポイントを体系的に整理しておくことが重要です。
本セミナーでは、「医科歯科連携の基本から術前術後の口腔ケアの実践ポイント」をテーマに、周術期口腔機能管理の基礎知識から臨床での具体的な対応方法までを、歯科衛生士の大屋 朋子先生に解説いただきます。
講義では、周術期口腔機能管理の概要や目的といった基本事項をはじめ、手術症例において必要となる術前・術後の口腔内チェックポイントを中心に整理。
さらに、薬物療法や放射線療法を行う症例を対象とした周術期管理についても触れ、それぞれの薬物療法の種類や注意すべき口腔有害事象について解説いただきます。
「周術期管理の依頼が来たときにスムーズに対応したい」「歯科衛生士としてどのようなケアや評価を行うべきか迷いを整理したい」という方に最適な内容です。
こんな方におすすめ
👉 周術期口腔機能管理の基本的な流れと医科歯科連携の実際が知りたい
👉 術前・術後における的確な口腔ケアと機能評価の実践ポイントを学びたい
👉 手術や薬物療法・放射線療法に応じた口腔内のリスク管理を身に付けたい
講師
東京歯科大学水道橋病院 歯科衛生士部に所属。現在は国際医療福祉大学市川総合病院に出向し、質の高い臨床実践に携わっている。歯科衛生士の専門性を活かし、医療現場における口腔ケアや多職種連携の推進に貢献。周術期口腔機能管理等をテーマとした各種研修会・セミナーにおいて講師を務めるなど、現場に即した知見の発信と普及啓発に努めている。