下顎骨の構造や機能について、一体どれだけ知っていますか?
日々の診療で見ないタイミングがないほど身近なこの部位にも、実は未知なる部分が溢れているかもしれません。
下顎骨の解剖学は口腔解剖学の中心的な部分であり、探求すべきポイントは無数にあります。例えば、「なぜ下顎骨はこの形状をしているのか?」「嚥下時にはなぜ閉口が必要なのか?」など、意外と答えられない疑問もあるでしょう。
またインプラントでのトラブルや麻酔による偶発症など、解剖の知識が足りなかったことによるミスも実際生じています。
ただの基礎知識ではなく、臨床と密接に関係する解剖は深く知っておく必要があるはずです。
このセミナーでは、「下顎骨の解剖と生理と機能」をテーマに、下顎骨とその周辺組織の構造や発生から、下顎骨に特徴的な骨化様式や下顎骨の運動が関与する機能に至るまで、東京歯科大学解剖学講座准教授の松永智先生に解説していただきます。
深遠なる「下顎骨」探求の旅にお連れします。
こんな方におすすめ
👉 下顎骨の解剖について深く理解したい
👉 口腔解剖学の知識を診療で活用したい
👉 下顎骨の形成と機能について学びたい
講義目次
解剖を知ることのメリットとその応用
下顎骨とその周辺組織の構造と発生
成長発育と骨化様式
下顎運動と機能
東京歯科大学解剖学講座准教授。東京歯科大学歯学部卒業後、同大学大学院修了。延世大学歯学部解剖学講座、アルバータ大学ミゼリコルディア病院iRSMを経て現職。日本口腔インプラント学会学会奨励論文賞(Micro/nano structural properties in peri-implant jaw bone of human cadaver.)など受賞歴多数。著書に『インプラント治療に必要な顎骨とその周囲組織の解剖』『口腔解剖学 第2版』など。歯科基礎医学会代議員 。