日常の診療の中で、「丁寧に説明したのに、なぜか患者さんに伝わらない」「一生懸命に対応しているのに、どこか噛み合わない」といったもどかしさを感じる場面は少なくありません 。
忙しい毎日のなかで多くの歯科医療者がこうした手応えのなさを感じていますが、書籍やマニュアルにある接遇ノウハウをただ実践するだけでは、その根本的な解決に至らないことが多くあります 。
その理由は、私たちが普段混同しがちな「サービス」と「ホスピタリティ」という二つの土台の違いが曖昧になっていることにあります 。
「いつでも、どこでも、誰にでも」提供するサービスと、「いま、ここで、この人に」向き合うホスピタリティは、丁寧さの程度の違いではなく、その原理が真逆です 。この違いを正しく理解し、現場での判断基準を持つことが重要です 。
本セミナーでは、歯科医院におけるホスピタリティの本質と、それをキレイゴトや理想論に終わらせず現場の「技術」として落とし込む方法について、日本歯科ホスピタリティ協会代表理事の河合 良一先生に解説いただきます 。
講義では、なぜ頑張るほど患者さんと噛み合わなくなってしまうのかという問題提起を出発点に、サービスとホスピタリティの原理的な違いについて整理 。
また、「限られた時間で何人も診なければならず、そんな余裕はない」という現場のリアルな声に向き合い、新しい業務や行動を増やさずに、忙しい臨床のなかでも実践できる具体的な入り口についても言及します 。
さらに、既存の接遇研修やセミナーで学んだノウハウを本当に活かすための土台づくり、患者さんだけでなくスタッフやチームとの関係、医院づくりの軸となる考え方についても解説いただきます 。
「患者さんに想いが伝わらない」「忙しさで診療が作業的になっている」といった日々の迷いを解消し、明日からの臨床とチームづくりの明確な軸を手に入れたい医療者におすすめの内容です 。
こんな方におすすめ
👉 患者さんに治療の価値や想いが伝わらず、もどかしさを感じているので解消法が知りたい
👉 忙しい現場でも新しいことを増やさずに始められる、ホスピタリティの技術を学びたい
👉 既存の接遇ノウハウを活かすための、医院づくりの土台や軸を身に付けたい
講義目次
サービスとホスピタリティにおける基本的な考え方の違い
頑張るほど患者さんと噛み合わなくなる原因と判断基準
歯科の現場でホスピタリティを「技術」として活かすポイント
忙しい日常臨床やチームづくりに活かすための補足要素
明日からの医院づくりと実践につなげるための軸の捉え方
講師
歯科業界において約20年にわたりクリニックの経営支援や人材育成に携わる。前職では日本最大級のTC(トリートメントコーディネーター)育成セミナーの講師を務め、数多くの歯科医院の成長を支援。その中で、単なるノウハウや技術の提供だけでは医院の根本的な課題解決に至らないという限界に直面する。2015年、政治学者・社会学者である山本哲士氏の「ホスピタリティ理論」に出会い、それまでのコンサルティング手法を抜本的に見直し、同年、一般社団法人日本歯科ホスピタリティ協会を設立。難解な学術的ホスピタリティ理論を、歯科現場で即座に実践できる具体的な言葉と技術へ翻訳し、哲学と技術に基づく独自の医院支援を展開。セミナー受講生やクライアントからは「心に響く講義」として高い評価を得ており、持続可能な医院経営とスタッフが辞めない組織づくりを両立させる専門家として全国の歯科医療従事者から強い信頼を寄せられている。