歯科用コーンビームCT(以下、CBCT)は国内での販売台数が23,000台を超え、今や日本は世界一のCBCT保有国になっています。
またCT検査から得られるデジタル画像データは、DICOM等の患者データを中心とする各種治療法のデジタルワークフローやデータ統合化利用も世界的に普及してきました。
しかし、日常歯科臨床の必修となるCBCTの正常画像解剖から鑑別診断を考慮した画像診断を基本から学ぶ機会は乏しいのが現状です。
CBCT画像について「何となくしかわからない」「正しく撮影・診断する自信がない」という若手歯科医師も少なくないでしょう。
このセミナーでは、歯科用CBCTの読像をテーマに、CBCT検査上の注意点から正常CBCT画像解剖、鑑別診断を中心とする画像診断、被曝の概念や医療放射線管理に至るまで、日本大学松戸歯学部放射線学講座教授の金田 隆先生に解説していただきます。
あやふやな知識を明確にして、CBCTを完全マスターしましょう。
こんな方におすすめ
👉 CBCTの撮影・読像をマスターしたい
👉 読像のポイントと鑑別診断を学びたい
👉 適応症例や必要となるシーンが知りたい
講義目次
CBCT検査上の注意
正常CBCT画像解剖
CBCTによる鑑別診断を中心とする画像診断
CT被曝の概念と医療放射線管理
症例供覧
講師
日本大学松戸歯学部放射線学講座教授。日本大学松戸歯学部卒業後、松戸歯学部放射線学講座助手、同講師、アメリカ合衆国ハーバード大学医学部 Massachusetts Eye and Ear Infirmary 放射線科 研究員ならびにMassachusetts General Hospital 放射線科研究員を経て現職。「第106回北米放射線学会(シカゴ)Certificate of merit賞受賞, Normal Variants of the Oral and Maxillofacial Region: Mimics to confuse radiologists, 北米放射線学会」「Poster Award, Effect of bruxism for brain structure, 18th The International Congress of Prosthodontists Biennial Meeting」など受賞歴多数。著書に『Digital Dentistry : 画像検査のデジタル化:歯科用CT検査 』『知っておきたい顎・歯・口腔の画像診断』 など。日本歯科放射線学会理事長(専門医・指導医)。日本顎関節学会専門医・指導医、日本口腔インプラント学会基礎系指導医。