多数歯欠損症例:9歯以上の部分床義歯、又は全部床義歯に相当するオーバーデンチャー
遊離端欠損症例:片側の大臼歯全て又はそれ以上の欠損があるもの
※現在利用している義歯にも適用可能
上記症例に対して、磁性アタッチメントを適用することは、義歯の維持・審美性・快適性・負担・対応性(修理など)・耐久性などの観点から有効である。
磁性アタッチメントは歯冠を利用した支台装置と比べて、歯冠歯根比の改善がなされ、また磁気的な結合であるため支台歯に有害な側方力や回転力が生じた場合に容易に外れるため支台歯に優しい支台装置ある。そのため歯冠崩壊した歯にも適応できるとともに、中枢神経への刺激につながる歯根膜感覚受容器の保全が図れる。さらに着脱が簡単であることから上肢の不自由な高齢者、要介護高齢者にとって使いやすい義歯となる。
1984年生まれ。武蔵工業大学卒業後、マサチューセッツ工科大学にて客員研究員として従事。その後国内大手自動車メーカーにエンジニアとして勤務したのち、東京医科歯科大に入学し、歯科技工士免許を取得。2018年より、有限会社睦デンタルセラミック取締役に就任。
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