いつも通り治療しているのに治らない根尖病変、その原因はどこにあるのでしょう。
本当に誰がやっても治らない疾患なのか、それとも何かしらの見落としがあって治らない疾患になってしまっているのか。
後者であれば根管の見逃しや感染源の取り残し、根管充填の不十分などが特に悪化する原因として考えられ、そこをちゃんと見抜ければ回復の余地はあります。一方前者のようなものは大学病院に紹介されても半年、1年かけても結果が変わらないことがあります。
このセミナーでは「難治性根尖病変」をテーマに、「この病変は本当に治らないのか」を判断するための診査・診断、自院で対応する際の注意点、外科的処置を要する症例、専門医に紹介する基準、根尖病変の予後と全身疾患の関係性について 東北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野准教授 八幡祥生先生に解説していただきます。
今回は特にコロナルリケージが難治性根尖病変を引き起こすケースについても焦点を当ててお話ししていただきます。
根尖病変に対する多面的なアプローチについてディスカッションしていきましょう!
こんな方におすすめ
👉 根管病変の予後の全身疾患への影響を学びたい
👉 コロナルリケージについて勉強したい
👉 治らない根尖病変への対処がわからない
講義目次
その根尖病変は本当に難治性なのか
診査・診断のポイント
コロナルリケージ
自院で対処できる症例
根尖病変と全身疾患

講師紹介
八幡 祥生
東京科学大学 歯髓生物学分野 教授
東京科学大学 歯髓生物学分野 教授。岩手医科大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了博士(歯学)、同大学歯学部附属病院医員、昭和大学歯学部歯内治療学部門助教、米国ウェストバージニア大学歯内療法学講座客員助教、米国国立標準技術研究所客員研究員、東北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野助教を経て現職に至る。日本保存学会専門医指導医。著者・講演に「Endo Case Discussion #7.難治性再根管治療【吉岡隆知先生×八幡祥生先生】」「自己血製剤(CGF)を併用した歯根端切除術の多施設共同臨床研究」など多数。