髄腔開拡の時、歯質をどの程度残していますか?
MIに基づき従来に比べて大きく拡大しない髄腔開拡が提唱されており、歯質の破折防止のため残存歯質が4壁であることや歯頸部象牙質に厚みを持たせることを意識している先生も多いと思います。
しかし、ただ歯質を残すことを意識した髄腔開拡では根管形成の未処置領域や歯髄の残存を引き起こすこともあるんです。歯質を残すことは勿論大切ですが、髄腔開拡においてのメリット・デメリットについて把握し、どのような器具を用いてどの程度まで削るかを判断していかなければなりません。
このセミナーでは「髄腔開拡」をテーマに、髄腔開拡の基本的知識、髄腔開拡デザイン決定のためのポイント、症例ごとのアプローチ方法、MIに基づいた髄腔開拡の利点欠点、あると便利な器具について様々な症例を用いて 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯周歯内治療学分野非常勤講師 石崎秀隆先生に解説していただきます。
洗浄・形成、根管充填についても同時に学べるため、先を見据えた髄腔開拡の知識が身に
つきます。
根管治療は髄腔開拡に始まり、髄腔開拡によって予後が決まります。