「砂糖がう蝕を引き起こす」。
歯科界ではもはや常識ですが、機序や原理について本当に理解できていますか?
う蝕に発生には「砂糖」が関与し、予防には「フッ化物」が有用である。ここまではご存知でしょう。
しかし「どう発生するのか」「なぜフッ化物で予防できるのか」曖昧な知識のままだったり、情報がアップデートされていない人も多いはずです。
最近では世界的なフッ化物配合歯磨剤の推奨をうけて、日本国内でも使用法をめぐり「推奨される利用方法」について、取りまとめ公開されました。
さらに、う蝕の罹患率を下げるためには公衆衛生の観点から、フロリデーションの考え方も今一度見つめ直すべきでしょう。
ネガティブなイメージをもたれがちなフロリデーション、誤った知識で普及されているフッ化物応用に警鐘を鳴らし、正しい情報発信を歯科医療者から始めましょう。
このセミナーでは、公衆衛生的にみた「砂糖とフッ化物」をテーマに、う蝕の発生機序から砂糖の関連性、シュガーコントロール、フッ化物応用の種類と有用性、フロリデーションの考え方について、日本大学松戸歯学部衛生学講座専任講師の田口先生に解説いただきます。
今のうちに、事実に基づく知識を身につけましょう。
こんな方におすすめ
👉 う蝕の発生機序や予防について再確認したい
👉 フロリデーション、フッ化物に対する正しい知識を身につけたい
👉 患者の「フッ素」拒否をなんとかしたい
講義目次
う蝕と砂糖の関係性
フッ化物によるう蝕予防の機序や作用、原理
フロリデーションの効果
世界と日本との比較
う蝕予防のためにこれからすべきこと
日本大学松戸歯学部衛生学講座専任講師。日本大学松戸歯学部助手、同大学松戸歯学部専修研究員を経て現職。「換気式微量拡散によるフッ化物定量法およびその装置」についての特許取得。著書に「新編 フッ化物をめぐる誤解を解くための12章+4つの新トピックス」「歯科衛生士テキスト口腔衛生学-口腔保健統計を含む-,第4版 」「フッ化物応用の科学」など多数。日本フッ化物むし歯予防協会理事。